2021/07/20 13:00
■5つの才能。
■イメージ。
「旅路の果て」「赦しの場」「贈るは祝福」「祝うは門出」
名無しの森へようこそ旅人。「マレビト誘いしフェアリーテイル」といった印象です。
■解説。
個別化:「1こそ全て」
成長促進:「1を見捨てず」
共感性:「1を写して」
ポジティブ:「1より還る」
運命思考:「そして全ては一より成り立つ」
といった側面に着目すると…
故にこそ、貴女の「存在証明」が必要です。
■①絶対保証。”安全区域”
「成長促進×共感性×ポジティブ×運命思考」
個の時代。
それは多くを認める言葉にして、されど同時に新たな孤独を生みました。
“何者かになれば何かが出来るのに、何をすべきか何一つも判らない。”
好きを呟けど多くは埋もれ、嫌いを叫べども多くに呑まれる。
声は届かず、叫びは枯れて、遂には吸うべき息をも忘れた。
何者かに成れるが故に、何者でもない事が罪となりしこの時代。
果たしてその飢えは、一体何の為。
そうして産まれた、次なる願い。
それは“スキ”で繋がる、承認の機会。
「同じ価値観で寄り添い合える、集落の時代」がやって来ました。
同じ好きを共有し、異なる嫌いを尊重し、ただただ各々が緩く繋がるコミュニティ。
“その集落の礎には、村長の在り方こそが反映される。”
旅人に示された、掟は4つ。
1つ。排斥せず。(成長促進)
2つ。想いを分かち。(共感性)
3つ。視点を変えて。(ポジティブ)
4つ、繋がりをもって良しとする。(運命思考)
傷つき、疲れて、怯えた彼らには、今こそ貴女の村が必要です。
秘された要は、
”尊重こそが、繁栄の石杖。”(個別化)
しかしそれは、あくまで一息ついてこそ。
まずは彼らに休息を。
未だ何者かでは無いけれど、それでもヒトはただ”在ること”を許される。
彼らが求めたその場所を、貴女はきっと示すでしょう。
■②千問答。”汝、何者なるや?”
「個別化×成長促進×共感性×ポジティブ×運命思考」
さて、かの旅人は。
どうやら貴女の村で、十分に癒された頃でしょうか?
英気を養い、呼吸を満たし、承認を持って怯えを払う。
であればそろそろその村の、”名物”或いは”風物詩”。
村長による”質問責め“のお時間の始まりです。(個別化)
ご愁傷様です。
まるでイタズラ好きの、ハネつき妖精。
無数の系に絡まられるエモノが如く、旅人はひたすら貴女に構われる。
生まれは?好物は?職業は?得意は?苦手は?趣味は?理念は?夢は?理想は?願いは?目的は?それからええと…
正直なところ、驚く程に面食らう。
どうしてこの人は、こんなに聞くのだろう?
どうしてこの人は、こんなに訊くのだろう?
どうしてこの人はこんなに聴いて…。
どうして、こんなに、効くのだろう。
だって、誰も話を聞いてくれなかった。
どれだけ私が語っても。
どれだけ私が騙っても。
書いても描いても綴っても、誰も誰も私を観てくれなかったのに………
ああ、これではまるで、もしかして。
そうだ、きっとこれこそ、私の求めていた…
■③確立。”そして、その名を思い出せ。”
「個別化×成長促進×共感性×運命思考」
結局の所。
何者かになる必要はハナからなく。
私の声を無視していたのは、きっと誰よりも私こそだったのだろう。
問われて気付く、当たり前。
受け入れられて気が付く、当たり前。
多くの人と語らい、多くの人と繋がり、多くの同じを見出して。
そしてだからこそ、ようやく掴めた己のイビツ。
その輪郭は、尊重によってこそもたらされる。
名を得た彼らに迷いはなく。
旅立つ彼らに孤独はない。
例えどれ程遠く立とうとも、
何故ならきっとこの郷愁こそが——
生涯寄り添う、彼らのココロの支えとなるのだから。
■今回のご質問。
①人と深く関わっても自分を見失わない具体的な方法を知りたいです。
→人と関わっていると相手の感情がそのまんま体の中に流れ込んできて、話を聴けば聴くほど今度は相手の中に入り込んで同化する感覚があります。
(セーブすればいいのに、興味を持つ人に対しては知りたい欲求が抑えられない)
「相手の感情、望んでいること」「相手が私に求めてるもの」が心地いいものでも、そうでないものでも、丸ごと流れ込む感覚。
(ただし言語や映像ではなく、感覚・感情そのものでやってくる)
すると相手と自分の境目がわからず、自分の本当の気持ちを見失い、探し出すのに時間がかかります。
(見つけたあとも言語化に時間がかかり、自分を表現する過程で疲弊する)
②「誰もが唯一無二で素晴らしい魅力を生まれ持っている」と心から思っているのに、「苦手な人との関わりを避けたい」という自分がいる理由を認識したいです。
→私は誰もが唯一無二の使命を生まれ持っていると思ってます。全ての人が自分の個性や能力を最大限に発揮できる環境に出会い、生きがいや幸福感で溢れる世界にしたいです。
けど私が苦手だと感じる人(テイカーな人や、人を攻撃して安心を得る人)と一緒に居るのは苦しく、自身のコミュニティでは入会条件をつけていることに、自分で矛盾を感じています。
との事です。
2本立てではありますが、どちらも問題なく。
確かに承りました。
■解答①
■解答②
ハチミツを赤子に盛るバカは絶縁で当然です。
もし貴女が一人身ならまだしも、どうやら既に背後に「貴女を慕うコミュニティ」をお持ちの様子。
「成長促進」には母性本能にも似た愛情があり。かつ「個別化」でコミュニティの彼らの固有アレルギーも把握している以上…その拒絶は保身ではなく、単なる村長の責務です。
日本酒の蔵人に納豆を食べて近寄ってはいけませんし、
美しい造園にミントをばら撒いてもいけません。
良かれと思った差し入れで、培ったコミュニティが一体幾度亡くなった事か。
彼らには彼らで、正しく咲くべき場所があります。
全国、全土地、全人類史上。
貴女が関われなかった人はそれこそ山程無数に居ましたが、それでも今日も明日も世界は廻ってきた。当然ながら、貴女が手を掴まなかっただけで即地獄に堕ちるしかない程、世界の強度は全く脆くはありません。必ず何処かで、誰かが彼らを必ず拾います。
己の土壌と彼らとの相性とを、正しく見極めるのもまた立派な愛のカタチです。
■喜ぶ事。
「誰もが自分の生まれた意味を謳歌出来る世界」(個別化×成長促進×共感性×ポジティブ×運命思考)
「人の個性、その起源」(個別化×共感性×運命思考)
「共通点」(個別化×共感性×ポジティブ×運命思考)
「合言葉」(成長促進×共感性×ポジティブ×運命思考)
「見守る愛」(個別化×成長促進×共感性×運命思考)
「芽吹きを待つ」(個別化×成長促進×ポジティブ×運命思考)
「無自覚な才能」(個別化×成長促進×共感性)
■避けたい事。
「山賊襲来」(成長促進×共感性×ポジティブ×運命思考)
「ベルトコンベア的教育システム」(個別化×成長促進×共感性×運命思考)
「タイムアップ」(個別化×成長促進×運命思考)
「退会処分」(個別化×成長促進×共感性×ポジティブ×運命思考)
「合理的非合理」(個別化×成長促進×共感性×運命思考)
「ボランティアの強要」(成長促進×共感性×ポジティブ×運命思考)
「善意の盾、無知なる暴力。」(成長促進×ポジティブ×運命思考)
■アドバイス。
己が世界へ輪郭を与えましょう。
その村の所在地は?気候は?名産は?娯楽は?商業は?日没は?日照は?海沿い?山中?流行は?合言葉は?習慣は?方言は?成り立ちは?交易は?歴史は?文化は?文明は?etc…
貴女が誰よりも聴きたい事を、貴女自身が答えてあげてください。
わざわざ入会条件を縛るまでも無く、そもそも貴女の世界に惹かれた人にしか、その村には中々集えなくなる程に。
元よりコミュニティを築ける優しい貴女。
或いはそう。
”育てた彼らの共通点“こそが、何より貴女の個性を物語っているのかもしれませんね。
■Gate.83「ぜいりさ」様への旅の扉。
訪れし者に、その名を返す名無しの森。
それはさながら、”取り替え子”の伝承が如く。
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